MacBookで動画編集したいなら、MacBook Proが必要?MacBook Airでいけるか解説!

MacBook

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どうも皆さんこんにちは、あのまりーです。

動画編集をするならハイスペックなMacBook Proでないと厳しいのでは?」と考える方は多いかもしれません。
しかし実際には、フルHD動画編集であればMacBook Airでも十分に対応できますし、4K動画編集であってもメモリを増設すれば快適にこなせる可能性が高いのです。
なぜMacBook Airでも問題なく動画編集ができるのでしょうか?
そして、どのようなケースでMacBook Proが必要になるのでしょうか?
というわけで今回の記事では、筆者がiPadやMacBook Airで実際に動画編集をしてきた体験を踏まえながら、MacBook Airでもストレスなく編集できる理由を解説しつつ、「このような状況ならMacBook Proを選んだほうがいい」というポイントを紹介していきます。
結論としては、ほとんどの人にとってはMacBook Airで十分事足りるシーンが多いですが、作業内容や求めるスペック次第で選択肢は変わるもの。
用途別に最適なMacを選ぶためにも、ぜひ最後までご覧ください。
それでは早速、本編へ参りましょう。

M1 iPad AirでもフルHD動画編集は可能だった|筆者の体験談

まずは一つ、私の体験談を紹介します。

iPadで動画編集? その驚くべき実力

まずはMacBookではなく、iPadでの動画編集について振り返ってみましょう。
筆者は過去にM1チップ搭載のiPad AirでフルHD動画を編集していたことがあります。
iPadと言えば“タブレット”というイメージが強く、「PCほど本格的な作業には向かないのでは?」と思われがちです。
しかし、実際にフルHDクラスの編集であれば、M1チップ搭載のiPad Airでも十分にサクサク動き、ストレスを感じることはほぼありませんでした
もちろん、Macと比べるとアプリの種類やキーボード・マウス操作などのインターフェース面での差はありますが、そこは外部キーボードを導入することで解決しました
そのため動画の読み込みやカット、テロップ挿入、簡単なエフェクト適用といった基本的な編集作業はスムーズに行えたのです。
ですから、このM1チップのおかげで「タブレットだから非力」という先入観は必ずしも当てはまらないと感じました

iPadでも発熱はあるがパフォーマンスに影響は少ない

フルHD動画をiPadで編集していると、特にレンダリングや書き出しの際にiPad本体の発熱を感じる場面はありました。
しかし、その発熱によって著しく処理速度が下がるということはほとんどありませんでした
iPadはファンレス設計ではありますが、AppleのM1チップは高い省電力性能を持ちつつ、一定のパフォーマンスを維持できる点が特徴です。
書き出し時に熱を持ったとしても、タブレットスタンドなどの上に置いて作業すれば熱はこもりにくく、安定して編集できます。
結果的に「iPad Airですらこれだけのクオリティを発揮できるなら、より余裕のあるMacBookならもっと快適に編集できるだろう」という実感を得ました。

iPadでできるならMacBook Airではさらに快適

iPad Airと比べると、MacBook Airはキーボードやトラックパッドが標準搭載されており、動画編集ソフトもMac専用の豊富なアプリ(Final Cut Pro、Adobe Premiere Proなど)に対応しています。
加えて、OSもiPadOSと比べるとマルチタスク性能に優れているmacOSが搭載されているため、より本格的な作業環境を整えやすいのです。
もしiPadのフルHD編集で性能的に十分だと感じたのであれば、同じM1チップ搭載のMacBook Airや、さらに性能が向上した、先日新たに発表されたM4搭載のMacBook Airでは「処理の遅さ」や「動作のカクつき」で困る状況はさらに少なくなるはずです。
動画編集を始めたいけれど、最初から高価なMacBook Proを買うべきか迷っている方は、まずはMacBook Airでも十分ではないかと考えてみるのがおすすめです。

M2 MacBook AirでもフルHD編集は余裕!|ファンレスでも快適に作業

続いてもう一つ、私の体験談を紹介します。

M2 MacBook Airの性能と動画編集

次に、筆者が実際に使用しているM2 MacBook AirでのフルHD動画編集について、詳しく見ていきましょう。
M2チップは先ほど紹介したiPad Airに搭載されていたM1チップと比較してCPUやGPU性能が向上しており、動画編集ソフトの処理速度やプレビューのスムーズさがさらにアップしています。
実際に1本10〜15分程度のフルHD動画を編集する場合であれば、カットやエフェクト、BGMの挿入など、一連の作業工程で目立った動作の遅延はほぼありませんでした。
アプリの起動も高速で、複数のアプリを同時に立ち上げていても、大きなパフォーマンス低下は感じにくいです。

ファンレス設計による発熱と対処法

M2 MacBook Airはファンレス設計を採用しているため、iPad同様に高負荷の作業を続けるとどうしても本体が熱くなりやすいのは事実です。
特に、動画の書き出し(エンコード)時や、長時間の編集作業を行う際には、キーボード周辺や底面が熱くなる場合があります。
しかし、これはiPad Airでの体験と同様で、熱を持ったからといって急激に処理が遅くなることはあまりありません
MacBook Airのボディは薄く、放熱処理がある程度考慮されているため、発熱が生じてもすぐにパフォーマンスが低下するわけではないのです。
さらに、冷却台やパソコンスタンドを使用することで、空気の流れを確保し、熱をより効率的に逃がすことが可能になります
以下に過去の私のパソコンスタンドのレビュー記事を貼っておきます、合わせてご覧ください。
結果として、短時間の高負荷作業であればほとんど問題なくこなせるでしょう。

どんな人にM2 MacBook Airがおすすめか

フルHD動画の編集がメインで、YouTube用の動画やSNS向けのショートクリップを作成したい人にとっては、M1以降のMacBook Airは非常に魅力的な選択肢です
価格もMacBook Proと比べて抑えられるため、コストパフォーマンスに優れているのも強みと言えます。
もちろん、動画の尺が長くなるほど書き出しに時間がかかるのは事実ですが、それはどんなPCでもある程度仕方のない部分です。
短い動画であればあっという間にエンコードが完了するため、YouTubeチャンネルを個人運営している方や趣味で動画投稿をしている方には、十分以上のパワーを発揮してくれるでしょう。
加えて、Airモデルは持ち運びしやすい軽量・薄型の筐体も魅力の一つ。
外出先やカフェなどで動画編集をしたい方には、MacBook Airのモビリティの高さが大きなメリットになります。
総合的に見て、「ちょっとした動画編集」を中心に考えるのであれば、M1以降のMacBook Airは「軽くて速い、そこそこ発熱には気をつける」という程度のイメージで、非常に使いやすいモデルなのです。

4K動画編集もメモリ次第でMacBook Airで可能!

ここから、4K動画の編集について解説します。

MacBook Airで4K編集は本当にできるのか

フルHD編集はいけるとして、4K編集となると話が違うのでは?」と不安になる方は多いでしょう。
確かに、4K動画はフルHDと比べて4倍の解像度を持ち、より高い処理能力とメモリが求められます。
しかし、結論としてはMacBook Airでも4K編集は充分に可能です。
ただし、ポイントはメモリ容量にあります。
標準の8GBメモリではプレビュー時にカクつきが生じたり、複数のエフェクトを適用すると一時停止が頻発したりと、作業効率が落ちやすいのが現状です。
そのため、4K編集を視野に入れている場合は、最低でも16GB、できれば24GB以上のメモリを搭載したモデルを選ぶことをおすすめします。

30分以上の長尺動画や複雑なエフェクトを使う場合

4K編集では、動画の尺が長くなったり、エフェクトを多く使うようになったりするほど、書き出しにかかる時間やプレビューの負荷が高まります。
具体的には、30分以上の長尺動画や、多数のカット・テロップ・モーショングラフィックス、カラーグレーディングなどの複雑なエフェクトを多用する場合は、メモリをMacBook Airに搭載できる最大の32GBに増設しておくと安心です。
とくに、複数のレイヤーを重ねるような映像表現を行うと、メモリの使用量が一気に跳ね上がります。
8GBのメモリではフリーズや強制終了のリスクが高まるため、4Kかつ長時間編集を視野に入れるなら、MacBook Airを選ぶ際も特にメモリをなるべく上位構成にしておいたほうが快適性が格段に向上します。
またM4 MacBook Airになってからメモリの最大値が24GBから32GBになりましたので、より4K動画が編集しやすくなったと言えるでしょう。

なぜメモリが重要なのか?

動画編集ソフト(特にFinal Cut ProやAdobe Premiere Proなど)は、動画のキャッシュやエフェクトの一時データなどを頻繁にメモリ上で処理します。
メモリが不足するとストレージへの書き込み・読み込みが頻発し、パフォーマンスが著しく低下する原因となります。
一方、充分なメモリを搭載していれば、大容量の4Kファイルを扱う際も一連の処理がスムーズに進み、リアルタイムプレビューや複数のエフェクト適用をストレスなく行えるようになります。
最近のMacBook Airではストレージも高速なSSDが採用されていますが、やはりエンコードやプレビューを円滑に行うためにはメモリの余裕が大切です。
「4K編集にチャレンジしたいけれど、MacBook Proまでは手が届かない…」という方は、ぜひMacBook Airでのメモリ増設構成を検討してみてください
適切なメモリ容量を選択することで、意外と快適に4K動画編集を楽しめるはずです。

MacBook Proが必要になるのはこんなケース

ここまで、MacBook Airでの動画編集について解説してきました。
続いてここからは、MacBook Proが必要になるケースを解説します。

メモリ32GBより多く必要な場合

前章で述べたように、MacBook Airでも32GBまでメモリを増やせば4K編集はある程度快適にこなせます。
しかし、それ以上のメモリが必要な作業を行う場合は、MacBook Proを検討せざるを得ません
たとえば、複数の4K映像素材を同時に扱い、しかも3DエフェクトやVR動画、場合によっては8K動画の編集を行うようなヘビーなワークロードでは、32GBより多くのメモリが必須となることがあります。
また、Adobe After Effectsなどを使用して高度な合成・アニメーションを大量に行う際は、MacBook Airの無印MチップではCPU・GPU負荷が非常に高くなるうえ、メモリ不足に陥るリスクが高まります。
こうしたハイエンドなニーズがあるのであれば、MacBook Proの上位モデル(M4 ProやM4 Maxなど)を選択するほうが、作業効率やストレス軽減の面で大いにメリットがあるでしょう。

長時間のエンコードや高負荷作業が多い場合

もう一つの大きなポイントは、ファン付きかファンレスかという違いです。
MacBook Proには冷却ファンが搭載されているため、長時間高負荷な処理を続けても熱によるパフォーマンス低下を抑えやすいのが特徴です。
一方、MacBook Airはファンレス設計のため、長時間のエンコードや大量の4K(あるいは8K)素材の編集を続けると本体温度が高まり、動作クロックを下げて発熱を抑える“サーマルスロットリング”が起きやすくなります。
短い作業では問題なくても、例えば何時間も連続でエンコードをするような状況が多い場合、結果的に処理速度の低下から作業時間が増えたり、ソフトがカクつくリスクが高くなるわけです。
もし仕事で頻繁に動画編集を行い、納期に追われるケースが多い方や、長時間の高負荷レンダリングを避けられない方は、MacBook Proのファン付きモデルのほうが安定したパフォーマンスを引き出せるため、結果として時短や生産性向上につながる可能性が高いです。

あなたに合ったMacを選ぶために

結局のところ、MacBook Proが必要となるかどうかは「どれだけ高負荷な編集をするのか」「どれくらいのメモリやスペックが必要なのか」という要件によって決まります。
•複数の4Kを同時編集する
•3DやVR、8K動画を扱う
•32GBより多くのメモリを使いたい
•長時間エンコードを頻繁に行う
こうした要件に当てはまるなら、MacBook Proを選んだほうが後悔するリスクは少ないでしょう。
逆に、そうでなければMacBook Airでも「費用を抑えながらしっかり動画編集もできる」という理想的な環境を手に入れることができます。
自分の用途を明確にし、必要なスペックをしっかり見極めることが大切です。

結論|ほとんどの人はMacBook Airで十分!

というわけで今回の記事では、MacBook Airで動画編集ができるかを解説しました。
フルHD動画編集がメインで、趣味や個人レベルのYouTube動画を作成する程度なら、MacBook Airでほぼ問題なくこなせます
4K動画編集に関しても、メモリを24GBや32GBに増設しておけば、多くのケースで快適に作業できるでしょう。
一方、「複数の4Kや8K映像を同時に扱う」「VRや3Dなど高負荷の演算が必要なエフェクトを多用する」といった、よりハイレベルなクリエイティブ業務に携わるなら、MacBook Proの安定したパフォーマンスと豊富なメモリ構成が頼りになります。
最終的には、「自分がどのような動画を編集し、どの程度の処理負荷が予想されるのか」を見極めることが重要です。
普通の動画編集ならMacBook Airで十分。
ハードなワークロードがあるならMacBook Pro、という明確な基準をもとに、ぜひ自分に最適なMacを選んでみてください。

皆さんの参考になれば幸いです。

というわけで今回の記事は終了です、最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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