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どうも皆さんこんにちは、あのまりーです。
SDカードを選ぶとき、「UHS-I」「V30」「A2」といった規格やマークが多すぎて、どれを買えばいいのか迷ったことはありませんか?
「本当に規格が違うだけで速度に差が出るの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
というわけで今回の記事では、実際に異なる規格のSDカードを使い、同じ条件で動画ファイルを転送して比較を行いました。
その結果をもとに、どの規格が自分に合っているのかを見極めるポイントを解説します。
それでは早速、本編へ参りましょう。
SDカードの規格とは?
SDカードにはさまざまな規格が存在します。
まず「UHS(Ultra High Speed)」は読み書き速度の向上を目的とした規格で、UHS-IからUHS-IIIまで段階的に性能が上がります。
UHS-Iは一般的な写真やフルHD動画なら十分ですが、4Kや高ビットレートの動画撮影を想定するなら、UHS-II以上を選択するとより快適に扱うことができます。
また、アプリの動作速度に影響する「A1」「A2」は、スマートフォンやタブレットでアプリをSDカードへ移動する際に性能差が出やすい規格です。
さらに、動画撮影向けの「V10」「V30」「V60」「V90」は、連続書き込みで保証される最低速度を示します。
例えばV30なら最低でも30MB/sの書き込み速度が確保されるため、大容量動画ファイルを扱う場合に安定感があります。
結局のところ、撮影したい映像の解像度やスマホへのアプリ導入状況など、自分の用途に合った速度規格を見極めることが重要です。
性能が高いほど価格も上がってしまうので、どれだけ性能を求めるかとのバランスで使いやすいものを選ぶのが賢明です。
今回検証に使ったSDカード
今回の比較用に用意したのは、キオクシア製のUHS-I / A1 / V10モデルと、AmazonベーシックのUHS-III / A2 / V30モデルの2種類です。
価格帯としてはキオクシア製のほうがリーズナブルで、Amazonベーシックのほうが高性能であるため少し高価格という印象です。
今回はこの2つのSDカードを使ってみて、実際に転送時間にどれほど差が出るのか検証していきましょう。
実際に転送速度を比較してみた
検証方法はシンプルで、PC上で動画ファイルをコピーし、その転送に要した時間をストップウォッチで測るという方法です。
今回は動画ファイルの、約400MBのフルHD動画と、約1.5GBの4K動画の2種類を用意しました。
小さめのファイルと大きめのファイルで、転送速度の違いを体感できるかどうかを確認していきました。
結果としてまず400MBのフルHD動画では、「キオクシア」のUHS-I(A1/V10)が約40秒、「Amazonベーシック」のUHS-III(A2/V30)が約35秒でコピー完了し、ほぼ誤差レベルと言える程度の差でした。
しかし1.5GBの4K動画になると状況は変わり、「キオクシア」のUHS-Iで1分58秒かかったのに対し、「Amazonベーシック」のUHS-IIIは1分12秒で終わりました。
倍以上というわけではありませんが、この大容量では明確な差が出たといえます。
以下、表でまとめました。
高解像度の動画を頻繁に扱うのであれば、速度が保証される上位規格の恩恵をはっきり感じられると言えるでしょう。
結果からわかること
まず小さいファイル程度では、規格の違いによる転送速度の差はあまり気にならないでしょう。
写真の取り込みやフルHDクラスの短い動画なら、コストを抑えたUHS-Iクラスのモデルでも十分に対応可能でしょう。
そのようなファイルを扱うだけなのに、わざわざ高いSDカードを買う必要はないと言えます。
一方で、1GBを超えるような4K動画や連射モードで撮影した大量の写真、といった大容量ファイルでは上位規格が本領を発揮します。
UHS-IIIやV30以上を選ぶことでストレスなく転送できるため、映像制作や動画編集をメインにするなら投資する価値があります。
まとめ
というわけで今回の記事では、規格の異なるSDカードを使って、動画ファイルの転送時間を検証してみました。
今回の検証から、SDカードの規格が違えば大きな動画ファイルなどを扱う際に転送速度に明確な差が生まれることがわかりました。
フルHDクラス中心であればUHS-Iでもじゅうぶん対応できますが、4K動画などを本格的に撮影・編集するなら、UHS-IIやUHS-IIIといった高規格を選ぶほうが安心です。
自分の用途を見極め、必要な性能と価格のバランスを考えながら、最適なSDカードを選択してください。
皆さんの参考になれば幸いです。
というわけで今回の記事は終了です、最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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