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どうも皆さんこんにちは、あのまりーです。
iPhoneで着信があったはずなのに、気づいたら留守番電話に切り替わっていた……そんな経験はありませんか?
実は、iOS 17以降に追加された新機能「ライブ留守番電話」が、デフォルトでオンになっていることが主な原因のひとつです。
この機能は、4~5コールほどで留守番電話に転送され、メッセージをリアルタイムで文字起こししてくれる便利な仕組み。
しかし、人によっては思いのほか早く切り替わるため、着信を見逃してしまう可能性があります。
また、集中モード(旧おやすみモード)やキャリアの留守番電話設定、不明な発信者を消音する設定など、iPhone側やキャリア側の様々な要素が影響していることも。
というわけで今回の記事では、iPhoneがすぐに留守番電話に転送されてしまう主な原因や対処法を解説します。
各種設定を確認し、必要に応じてオフにすることで快適な着信環境を取り戻しましょう。
それでは早速、本編へ参りましょう。
iPhoneがすぐ留守番電話になる原因
まずは、iPhoneが留守番電話になってしまう原因として考えられることをいくつか挙げます。
要チェック:「ライブ留守番電話」機能がデフォルトでオン
iOS 17で登場した「ライブ留守番電話」は、受信した電話を4~5コールほどで留守番電話に切り替えるうえ、メッセージ内容をリアルタイムで文字起こしして表示する機能です。
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この設定がオンになっている!!
この機能は、iOS17にアップデートした時点では自動でオンになっています。
急な電話にすぐ出られない状況でも、テキスト化された用件を確認できる点は非常に便利です。
しかし、デフォルト設定のままだと「コール数が少ない」「留守電に直行してしまう」というデメリットもあり、結果的に着信を逃してしまう原因となります。
たとえば、普段から電話を素早く取ることができずにいると、わずかなタイミングで留守番電話に転送されてしまうケースが増えるでしょう。
また、知らない番号や仕事関係の電話など、すぐに出られない場合が多い人にとっては、かえって不便に感じる場合もあります。
自動で留守番電話になってしまうケースの主なケースは、この設定が自動でオンになっていることです。
集中モード(おやすみモード)などの設定が干渉
iPhoneには集中モード(旧称:おやすみモード)という機能があり、オンにすると特定の時間帯や状況(就寝中・仕事中など)に入った際、通知や着信を制限することができます。
この機能が有効になっていると、通常なら鳴るはずの電話がすぐに留守番電話へ転送されたり、着信音が鳴らないまま切り替わることがあるのです。
特に、「特定の連絡先のみ着信を許可」といった厳密な設定をしている場合、該当しない連絡先からの着信は自動的に留守番電話へ送られる仕組みです。
そのためこのように意図していない番号でも拒否対象となってしまうことがあるため、着信の制限レベルを見直す必要があります。
キャリア設定や電波状況の影響
キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなど)によっては、留守番電話サービスが標準装備されている場合があります。
これにより、電波が弱い場所や圏外になると、自動的に留守番電話に転送されることがあるのです。
また、ユーザー自身の知らないうちにキャリア側の設定で「転送電話設定」が有効になっているケースも考えられます。
さらに、契約プランやオプションによっては、留守番電話の呼び出し回数を短く設定している場合もあるため、キャリアのマイページや公式アプリで設定内容をチェックしましょう。
何らかの不備や誤設定があれば、サポートセンターに問い合わせるとスムーズに解決できる可能性があります。
「不明な発信者を消音」設定がオンになっている
iPhoneには、登録されていない番号やAppleが持つデータベースで不明扱いとなっている番号からの着信を自動的に消音し、留守番電話へ転送する「不明な発信者を消音」機能があります。
この設定を利用すると企業や公共機関、外部のサポートセンターなど、自分のiPhoneの連絡先に未登録の番号はすべて“不明”とみなされるため、大事な電話を逃してしまうリスクがあるのです。
この機能を活用すれば、迷惑電話や勧誘の連絡をシャットアウトするうえで効果的ですが、必要な着信すら留守番電話行きになる場合もあるため、メリットとデメリットを把握して運用する必要があります。
iPhoneがすぐ留守番電話になる問題の解決方法
ここまでiPhoneの着信が留守番電話になってしまう原因を紹介しました。
ここからは、ここまで紹介したそれぞれの原因に対しての解説策を解説していきます。
「ライブ留守番電話」をオフにする
もっとも直接的な解決策は、iOS 17以降に実装された「ライブ留守番電話」機能をオフにすることです。
具体的には下記の手順で変更できます。
1.「設定」アプリを開く
2.「アプリ」内の「電話」をタップ
3.「ライブ留守番電話」を選択
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設定画面
4.スイッチをオフに変更
この操作を行うと、着信に対して通常どおりのコール数で応答できるようになります。
デフォルトでは4~5コールで留守番電話に切り替わる仕様ですが、「リアルタイムでメッセージをチェックする必要がない」方にはオフにしておくことがおすすめです。
ただし、ライブ留守番電話機能をオフにすると、文字起こしによる内容チェックが利用できなくなる点に留意しましょう。
相手がどんな要件なのかを素早く把握したい方にとっては便利な機能ですが、着信を逃すデメリットが大きい場合には、オフにする方が無難です。
集中モードを見直し、不要ならオフにする
次に、集中モード(旧おやすみモード)が原因で着信が制限されているケースに対処しましょう。
特に「おやすみモード」や「仕事モード」、「パーソナルモード」などを時間帯や位置情報に紐づけて自動化している方は、意図せず常時オンになっている場合があります。
設定を確認する手順は以下のとおりです。
1.「設定」アプリを開く
2.「集中モード」を選択
3.該当するモードをタップして詳細設定を確認
4.オフにするか、連絡先の許可リストを調整
もし「特定の人以外は着信を許可しない」という設定が有効になっている場合は、許可リストに必要な連絡先を追加する、または制限を解除することで解決します。
必要のないモードがオンになっていたり、自動化のスケジュールが誤って設定されている場合も考えられるため、再度チェックしてみてください。
キャリアの留守番電話設定を見直す
キャリア側の設定が原因の場合、以下の対策を試してみましょう。
キャリア公式サイトやマイページで転送設定の確認
多くのキャリアでは、ユーザーが「留守番電話の呼び出し回数(コール数)」「転送先番号」の変更をオンラインで行えます。
もし「3コール目で留守番電話になる」といった設定になっている場合は、もう少し余裕を持った回数に変更するとよいでしょう。
サポートセンターに問い合わせる
自分で設定を変更しても改善しない、またはマイページでうまく管理できない場合は、サポートセンターに連絡して状況を説明しましょう。
キャリア側で留守番電話サービスを停止したり、呼び出し回数を調整してくれる場合があります。
電波が弱い環境を改善
圏外や電波が極端に弱い場所では、自動的に留守番電話へ転送されることがあります。
Wi-Fi環境を利用する、電波の届きやすい場所に移動するなどの対策を試みてください。通話品質の安定にもつながります。
「不明な発信者を消音」をオフにする
「不明な発信者を消音」がオンになっている場合、連絡先に登録していない番号やAppleのデータベースで不明と判定された番号は、ほぼ自動的に留守番電話へ回されます。
必要な電話を逃す恐れがある場合は、以下の手順でオフにしましょう。
1.「設定」アプリを開く
2.「電話」を選択
3.「不明な発信者を消音」のスイッチをオフにする
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設定画面
この設定をオフにすると、知らない番号からの着信も通常の着信と同様に鳴るようになります。
便利な一方で、迷惑電話や勧誘の連絡が増える可能性があるため、迷惑電話フィルターアプリやiPhone純正の「迷惑電話を報告する」機能などを併用すると安心です。
iOSを最新バージョンにアップデートする
iOSのバージョンが古い場合、設定画面の表示や機能が異なることがあります。
特に集中モードやライブ留守番電話など、新しい機能は最新のiOS環境に合わせて最適化されているため、まずはソフトウェアアップデートを行いましょう。
先ほども書いたように、「ライブ留守番電話」はiOS17にアップデートすることで自動的にオンになりますので、最新バージョンにしてから設定を見直すことで、不具合や表示のズレを回避しやすくなります。
設定変更時の注意点
iPhoneの着信関連設定を変更する際には、いくつか注意すべきポイントがあります。
まず、「ライブ留守番電話」をオフにすると、リアルタイムの文字起こし機能が使えなくなるため、通話相手の用件を一目で把握できない点を理解しておきましょう。
また、集中モードや「不明な発信者を消音」をオフにすれば、着信は増えますが、迷惑電話など不要な電話を受けるリスクも高まります。
さらに、iOSのバージョンによっては設定画面や機能名が微妙に異なるケースがあるため、常に最新バージョンへアップデートするのがおすすめです。
海外ローミングの際に留守番電話がオンになっていると、高額な通話料金を請求される恐れもあるので、海外渡航前には必ずキャリアの転送設定や留守番電話サービスを確認しておきましょう。
まとめ
というわけで今回の記事では、iPhoneがすぐに留守番電話になってしまう原因と、その解決策を解説しました。
iPhoneがすぐに留守番電話に転送されてしまう原因には、iOS 17以降でデフォルト有効となっている「ライブ留守番電話」機能をはじめ、集中モードやキャリア側の設定、不明な発信者を消音する機能などが考えられます。
これらの設定を見直し、必要に応じてオフにすることで、着信が通常どおり鳴るように改善できるでしょう。
特に、ライブ留守番電話機能は便利な一方、コール数が短くなるため着信を逃しやすくなるデメリットがあります。
自分の利用状況に合わせ、機能をオン・オフしながら最適な状態をキープしてください。
iOSやキャリア設定をしっかり確認して、iPhoneでの電話連絡がストレスなく行える環境を整えましょう。
皆さんの参考になれば幸いです。
というわけで今回の記事は終了です、最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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