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どうもみなさんこんにちは、あのまりーです。
皆さんは、「クラムシェルモード」をご存知でしょうか?
MacBookユーザーなら、知っているかもしれません。
これは、ノートパソコンの画面を閉じても、外部モニターで作業を続けられる便利な方法が「クラムシェルモード」です。
通常、ノートパソコンのカバーを閉じるとスリープ状態になってしまいますが、クラムシェルモードを設定すれば、外部モニターを使ってデスクトップPCのように活用することが可能です。
この設定は、限られたデスクスペースを最大限に活用したい方や、外部モニターでの大画面作業を重視する方に特に役立ちます。
また、外出先でノートパソコンをサッと持ち運び、自宅ではフルサイズのモニターで作業をするというライフスタイルにもマッチします。
この記事では、Windowsのノートパソコンでのクラムシェルモードの設定手順を初心者でもわかりやすく解説しますので、ぜひ最後までご覧いただき、日常の作業効率を向上させる方法を学んでみてください。
クラムシェルモードについてとメリット
クラムシェルモードとは、ノートパソコンのディスプレイを閉じた状態で、外部モニターを使用して作業を続けることができる設定のことを指します。
通常、ノートパソコンのカバーを閉じると、自動的にスリープモードや休止状態に入り、作業が中断されてしまいます。
しかし、クラムシェルモードを有効にすることで、ノートパソコンのディスプレイを閉じたままでも、外部モニター、外付けキーボード、およびマウスを使って、まるでデスクトップPCかのように作業を続けることができるのです。
このモードの最大のメリットは、デスクスペースを有効活用できる点にあります。
特に、外部モニターをメインの作業ディスプレイとして使用する場合、ノートパソコンをデスク上に開いて置いておく必要がなくなります。
これにより、デスク上のスペースを節約でき、効率的な作業環境を整えることが可能です。
たとえば、限られたスペースしかない小さなデスクで作業をしている場合、ノートパソコンスタンドなどを活用することにより、ノートパソコンの厚み分のスペースを他の作業用具や書類のために使えるようになります。
また、モニターの大画面を活用した作業を重視するユーザーにも、クラムシェルモードは非常に有用です。
ノートパソコンの画面サイズは最大で17インチ程度であるためどうしても限られます。
そのため、外部モニターを接続して大画面で作業を行うことで、複数のウィンドウを同時に開いたり、詳細なデータやグラフィックの処理を効率よく行うことができます。
特に、クリエイティブな作業や、エクセルなどの表計算ソフトを多用する場合、大画面モニターを使用することで、視認性が向上し、作業効率も大幅にアップします。
この操作性は、デスクトップパソコンに似ているものがあります。
さらに、クラムシェルモードは、移動の多いユーザーにも適しています。
たとえば、外出先でノートパソコンを使用して作業をし、帰宅後は自宅の外部モニターで快適に作業を続けることができるというライフスタイルにマッチします。
外出時は通常のノートパソコンの扱いで、自宅に帰ったら、ノートパソコンをデスクに接続し、モニターやキーボード、マウスなどを使ってデスクトップPCのように作業を続けることができるため、場所を問わずに同じ環境で作業が行える点が魅力です。
さらにクラムシェルモードは、バッテリー寿命の延長にも貢献します。
ノートパソコンのディスプレイは消費電力が高いため、ディスプレイを閉じた状態で作業を続けることで、バッテリーの消耗を抑えることができるのです。
これにより、電源に接続せずに長時間作業を行う場合でも、バッテリー切れを心配する必要が少なくなります。
このように、クラムシェルモードは、作業スペースの効率化や大画面モニターの活用、さらにはバッテリー寿命の延長など、多くのメリットを提供します。
特に、デスクトップPCと同様の操作環境を求めるユーザーにとって、非常に便利な機能と言えるでしょう。
クラムシェルモードの準備
続いてここからは、クラムシェルモードの使い方について解説します。
クラムシェルモードを活用するためには、適切なハードウェアを用意し、Windowsの設定を行う必要があります。
必要なデバイスと接続方法、さらに実際の設定手順について詳しく説明しますので、スムーズにクラムシェルモードを実現しましょう。
必要なハードウェア
クラムシェルモードを利用するためには、以下のハードウェアが必要です。
それぞれに個人的なオススメな商品も掲載しておきますので、そちらもご覧ください。
外部モニター
まずクラムシェルモードの中心となるのが外部モニターです。
ノートパソコンのディスプレイを閉じた状態でも作業を続けるために、外部モニターを接続する必要があります。
外部ディスプレイは、ノートパソコンの対応ポートに合ったモニターを選びましょう。
一般的にはHDMI、DisplayPort、USB-Cなどの接続が利用できます。
特にお持ちのノートパソコンがThunderbolt対応のポートがある場合は、USB-TypeCポートをThunderboltケーブルで接続するだけで使えるようになりますので、Thunderboltに対応している場合はこちらを使うのがオススメです。
オススメは『Dell S2722QC 27インチ 4K モニター』です。
画面が大きく、4Kでの高画質な作業は、快適ですよ。
外部キーボード
ノートパソコンを閉じた状態で使用するため、次は外部キーボードが必要です。
ワイヤレスタイプやUSBによる有線接続タイプなど、自分の作業スタイルに合ったものを選びましょう。
デスク上のスペースを有効活用するために、コンパクトなキーボードも選択肢に入れると良いでしょう。
オススメは、『エレコム ワイヤレスキーボード TK-QT30DMBK』です。
テンキーまで一通り揃っていて、快適なタイピングで操作できます。
外部マウス
クラムシェルモードではノートパソコンのタッチパッドが使用できないため、外部マウスも必須です。
こちらもキーボード同様に、ワイヤレスまたはUSBによる有線接続のマウスを用意しましょう。
高精度のマウスやエルゴノミクスデザインのマウス、ボタンが多く使えるマウスなど、作業内容に応じて最適なものを選択してください。
オススメは、『バッファロー BSMBW325BK』です。
基本的なマウスですが、快適に扱えます。
電源アダプター
最後に長時間作業を行う場合、バッテリーの消耗を防ぐために、ノートパソコンに電源アダプターを接続することが推奨されます。
バッテリーが切れてしまうことを防ぐためにあると安心でしょう。
充電器がUSB-TypeCに対応している場合、充電にはCIOの『NovaPort TRIOⅡ 65W』がオススメです。
かなりコンパクトで65Wという高出力であるため、家・外出先ともに同じ充電器が使えるところもオススメです。
接続方法
続いて、ハードウェアをどのように接続するかを説明します。
外部モニターの接続
ノートパソコンの対応するポートに外部モニターを接続します。
HDMIケーブルやUSB-TypeCケーブルを使って簡単に接続可能です。
外部モニターが正しく接続されると、ノートパソコンの画面がモニターに表示されるはずです。
もし画面が表示されない場合、モニターの入力設定を確認し、正しいポートが選択されているかを確認しましょう。
外部キーボードとマウスの接続
次に、外部キーボードとマウスを接続します。
USBのよる有線接続の場合は、対応するポートにケーブルを挿すだけで準備完了です。
ワイヤレスタイプの場合は、Bluetoothを有効にしてペアリングを行います。
ペアリング手順は、デバイスの取扱説明書に従ってください。
ディスプレイ設定の確認
ディスプレイ設定が正しく行われているか確認しましょう。
デスクトップを右クリックし、「ディスプレイ設定」を選択します。
外部モニターが正しく認識されているかを確認し、「このディスプレイをメインディスプレイにする」オプションを選択します。
Windowsでのクラムシェルモードの設定手順
クラムシェルモードのハードウェア接続が完了したら、次はWindowsでの設定を行います。
設定手順を順を追って説明します。
手順1:電源オプションの設定
まず、ノートパソコンのカバーを閉じてもスリープ状態にならないように設定します。
コントロールパネルを開く
Windowsの検索バーに「コントロールパネル」と入力し、コントロールパネルを開きます。
電源オプションを選択
コントロールパネルの中から「電源オプション」を選択します。
表示されない場合は、「カテゴリ」を「大きいアイコン」に変更してください。
カバーを閉じたときの動作を設定
「電源ボタンの動作を選択する」もしくは「カバーを閉じたときの動作を選択する」をクリックします。
「何もしない」に設定
「電源に接続時」と「バッテリー使用時」の両方を「何もしない」に設定します。
これで、ノートパソコンのカバーを閉じてもスリープ状態にならず、外部モニターで作業を続けられるようになります。
手順2:外部モニターの設定
次に、外部モニターをメインディスプレイとして設定します。
ディスプレイ設定を開く
デスクトップを右クリックし、「ディスプレイ設定」を選択します。
外部モニターをメインディスプレイに設定
接続されているディスプレイが一覧に表示されるので、外部モニターを選択し、「このディスプレイをメインディスプレイにする」オプションにチェックを入れます。
ディスプレイの配置を確認
必要に応じて、ディスプレイの配置を調整し、最適な作業環境を整えましょう。
これでクラムシェルモードの設定は完了です。
ノートパソコンを閉じたまま、外部モニターを使って快適に作業を続けられるようになりました。
以上がクラムシェルモードの設定方法でした。
クラムシェルモードに関する注意点
最後に、Windowsノートパソコンでクラムシェルモードを使う上での注意点を紹介します。
Windowsノートパソコンのクラムシェルモードを利用する際に、画面を閉じてもスリープにならない設定にすることは便利ですが、いくつか気をつけなければならないことがあります。
まず、ノートパソコンがスリープに入らない状態では、動作が続いているため、使用していないスリープ状態の場合でも、消費電力が増えます。
これにより、バッテリーの消耗が早くなり、長時間の使用には電源アダプターの接続が必要となる場合があります。
特にバッテリーでの運用時は、電力管理に注意が必要です。
次に、ノートパソコンの冷却にも注意が必要です。
クラムシェルモードでは、ノートパソコンが閉じた状態で動作を続けるため、内部の熱がこもりやすくなります。
これにより、過熱によるパフォーマンス低下や、最悪の場合ハードウェアにダメージを与えるリスクが考えられます。
ノートパソコンを冷却するために、通気性の良い場所に置くか、冷却パッドを使用することが推奨されます。
また、ノートパソコンスタンドを利用して、排熱効率を上げることもオススメです。
最後に、画面が閉じたままでは、誤ってキーを押したり、トラックパッドを操作してしまう可能性があります。
これが意図しない操作やデータの紛失につながることがあるため、外部デバイスの使用時には注意が必要です。
これらの注意点を理解し、適切に対策を講じることで、クラムシェルモードを安全かつ効率的に利用できます。
まとめ
というわけで今回の記事では、Windowsノートパソコンでのクラムシェルモードの使い方から注意点まで解説しました。
クラムシェルモードは、ノートパソコンを閉じたまま外部モニターやキーボードを使用して作業できる便利な機能です。
しかし、このモードを利用する際には、いくつかの重要な注意点があります。
まず、スリープにならない設定により、消費電力が増加し、バッテリーの持続時間が短くなるため、電源アダプターの使用が推奨されます。
また、ノートパソコンが閉じた状態で動作を続けるため、内部の熱がこもりやすくなります。
過熱によるパフォーマンス低下やハードウェアへのダメージを防ぐため、通気性の良い場所に置いたり、冷却パッドやノートパソコンスタンドを使用したりすることが必要です。
さらに、画面が閉じていることで、誤操作のリスクも増えます。
これらの点に注意しながら、クラムシェルモードを安全かつ効率的に活用することで、快適な作業環境を維持できます。
ノートパソコンがデスクトップパソコンのように扱える点は非常に便利ですので、ぜひお試しください。
皆さんも参考になれば幸いです。
というわけで今回の記事はこれで終了です、最後までご覧いただき、ありがとうございました!